代表挨拶

私どもの会社では、家屋の解体から出る木材部分や、伐採などで発生した樹木などを、工場内で5cm程のチップ状に破砕して、各種発電用ボイラーのある工場に供給致しております。

この発電施設ですが、2011年に「再エネ措置法」が成立し、翌年電力の固体価格買取制度が始まったのですが、それに伴い各種自治体の補助もあり、全国にバイオマス発電所が乱立しました。当然木のチップが足りなくなります。　
山から切ってこればよいと思われるかもしれませんが、林業そのものが、補助なくしては成り立たず、たとえ沢山切っても道路まで下ろせず放置されているのが現状です。また、家屋も最近の新建材で建てられた家が増え、事実上の木で出来た家や発生量も少なくなっていきます。

山は放置しておくと荒れ、麓の洪水の元凶や海の生態系への影響も懸念されます。
もっと山に予算をかけ、林業の復興と共にこの木質バイオマス発電の未来への理解をお願いしたいと思います。